WBCはK1で大リーグはプロレスなんだ

 今日、日本と米国が対戦し、9対4で日本が勝利。松坂やダルビッシュが好投し、川崎や小笠原が好打をみせた。


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 前回の大会では、サヨナラ負けしていたので、雪辱を果たしたというところ。



 しかし、今大会、どうして大リーガーで構成した米国やベネズエラは、国内リーグ選手が中心の日本や韓国に簡単に負けてしまうのだろうか。

 大リーグは、世界一の技術レベルを誇る野球リーグだと思っていたのだが、技術的に日本や韓国に劣っているのだろうか?

 テレビで見た感想では、今回出場した選手を見比べる限りでは、大リーガーよりも明らかに日本や韓国の選手の方がレベルが高いか、遜色ないように見えた。



 報道によると米国チームは、主力メンバーが怪我をしたり所属チームが出場に難色を示したことにより、参加していないという実態はある。国内での盛り上がり方も、前回と同様、全く盛り上がっていない。選手のコンディションも良くないのかもしれない。
 しかし、他国についても、条件は似通っている。日本だって、戦力的には主力メンバーが怪我をしたり、参加していなかったりしているのだ。(国内では大盛りあがりで、ここだけは米国と違うが)

 しかし、米国が2大会連続でWBCに優勝できなかったという事実を見ると、すでに大リーグは、純粋に世界一を競うための技術レベルにおいては、もはや世界一とは言えないのかもしれない。米国チームだって、野球発祥の地として負けられないというプライドは、密かにでも持っていたはずなのに。



 もちろん、総合的に見ると大リーグは、明らかに世界一魅力のある野球リーグだ。

 数千万ドルの年俸、多くの外国人選手の活躍、強靭的な肉体による魅せるプレーの数々、ひいきチームへの熱狂的な観客の応援などは、他国の野球リーグを圧倒している。

 つまり、娯楽として楽しむには、大リーグほど適した野球リーグはない。


 WBCが実力勝負のK1だとしたら、大リーグはプロレスなのかもしれない。




 ということで、24日午前中の決勝戦は、5度目の日韓戦となるが、買っても負けてもレベルの高い試合を世界に見せつけてもらいたい。K1のような目の離せないスリリングな戦いを。