分かりやすい教え方
「分かりやすい教え方」の技術を読んだ。
「分かりやすい教え方」の技術―「教え上手」になるための13のポイント (ブルーバックス)
- 作者: 藤沢晃治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/12/19
- メディア: 新書
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生徒自らが別ルートを見つける可能性が高いのは、先生にこうした謙虚な姿勢があるときだけでしょう。裏返して言えば、先生が一方的に教えていたのでは、生徒が別ルートを発想する可能性は小さくなります。
僕が人に教えるのは、自分の係の部下か、自分の子ども。
いずれも、各人に考える余地を与えるよう、工夫する必要がある。別ルートをいろいろ考えてみる努力をしてもらうことが一番大切なのだ。
その方が、後々、似たような事例が生じた場合、僕の知識を単に真似するよりは、ずっとまともな結果になることだって、多いはずだ。
人格否定ではなく改善点を指摘
つい、子どもに対して親がやりそうな誤り。気をつけよう。
正直言って、自分が教えるよりは、自分が教えてもらいたいことの方が多い。しかも、教えてくれる人なんて、僕の場合、皆無である。
この本を読むことで、どのように問題(課題)をとらえ、どのように解決していけば良いのかということを、自問自答する際の助けになったことが、一番の収穫かも。
そういう意味では、「自分には教える人なんかいないよ」という人たちでも、普段、仕事をしていく上で、参考になることは多いと思う。