分かりやすい教え方

 「分かりやすい教え方」の技術を読んだ。

 


 

 生徒自らが別ルートを見つける可能性が高いのは、先生にこうした謙虚な姿勢があるときだけでしょう。裏返して言えば、先生が一方的に教えていたのでは、生徒が別ルートを発想する可能性は小さくなります。

 僕が人に教えるのは、自分の係の部下か、自分の子ども。
いずれも、各人に考える余地を与えるよう、工夫する必要がある。別ルートをいろいろ考えてみる努力をしてもらうことが一番大切なのだ。
 その方が、後々、似たような事例が生じた場合、僕の知識を単に真似するよりは、ずっとまともな結果になることだって、多いはずだ。

 人格否定ではなく改善点を指摘

 つい、子どもに対して親がやりそうな誤り。気をつけよう。


 
 正直言って、自分が教えるよりは、自分が教えてもらいたいことの方が多い。しかも、教えてくれる人なんて、僕の場合、皆無である。


 この本を読むことで、どのように問題(課題)をとらえ、どのように解決していけば良いのかということを、自問自答する際の助けになったことが、一番の収穫かも。


 そういう意味では、「自分には教える人なんかいないよ」という人たちでも、普段、仕事をしていく上で、参考になることは多いと思う。