軌道エレベーターの世界
「軌道エレベーター」を読み終わった。
軌道エレベーター―宇宙へ架ける橋 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: 石原藤夫,金子隆一
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/07/05
- メディア: 文庫
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地球上から宇宙に向かって建設するエレベーターなんて、面白すぎる。
実現には現状の技術ではクリアーできない部分も多いが、航空宇宙学や機械工学だけでなく、いろいろな分野の専門家がエレベーターづくりに参画することで、エレベーターを作る過程での様々なテクノロジーの発達が期待できる気がする。
200P
でも、そこから先が難しいのですよ。50年とか100年とかの未来を話せる人が、ちゃんと話していかなければならない。そのさきにある世界をきちんと表現していかなければならないと思うのです。それが難しい。できる人がいるとすると、SF作家ではないかと。
まだまだ、概念上の話かもしれない軌道エレベーターだが、SFの世界が50年後、100年後を見据えて、技術を誘導していくかもしれないなんて、すごい夢がある話で好きです、こういうの。
でも、どうせなら赤道上ではなく、日本の上に作ってもらいたいなあ。