新書をよみませう

 

だから、新書を読みなさい

だから、新書を読みなさい


 本日、アマゾンから到着したので、早速、夕食後読み始め、1時間ほどで読了。
 ベストセラーである「情報は1冊のノートにまとめなさい」と同様、文章は短いし、主張するテーマが明瞭なのが良い。

 自分も大学時代から新書が好きで、岩波新書中公新書あたりはよく読んでいた。お金もなかったし、分厚い単行本を読み切る自信がなかったからだと思う。
 昔はお堅いテーマしかなく、新書を読んで息抜きをするということはできなかったが、最近の「売れそうなら何でもありの新書出版ブーム」は、粗製濫造という指摘はあるようだが、個人的には非常に喜ばしいところだ。

 ところで、本書が問題解決の新たな技法としてあげるのは、「新書ザッピング」という方法だ。
 簡単に言うと、まず、自分の課題を明確にした後、ロングセラーかベストセラー、最近の本、易しい本の3冊の新書を買い、それを短期間で一気に読み切ったのち、自分なりの考えをまとめるというもの。3人の考え方を一気に学ぶことで、多面的に物事をとらえ、自分なりに考えることができるのが、メリットだ。

 昨今のウェブに頼り切った情報収集では、時間がかかる割にはメリットが少ないと考えていた自分にとって、新書を活用したインプットとアウトプットは、おもしろいやり方だと思った。

 もちろん、新書にこだわる必要もないだろうし、3冊読んだ後のアウトプットの仕方についても、自分なりのやり方を編み出せばよいと思うので、本書に書いてあることは参考程度と押さえておけばよいだろう。


 それから巻末には、参考例としてテーマごとに3冊セットが出ているが、いろんなテーマで3冊セットを紹介していけば、本書との相乗効果で書店も売り上げアップしそう。っていうか、おもしろそうなんで、どっか実行してくれ。