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壊れていくアフリカの現状

 「アフリカ・レポート」を読了。

 

アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)

アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)

 国作りを放棄し、私腹を肥やすことに専念する人たちが多いのには驚かされる。アフリカでは自国の繁栄よりも、自分の部族の繁栄の方が大切だと考える人も多いのだ。


 また、インフレや治安悪化が進む中、何千人、何万人という中国人がアフリカに押し寄せ、市場を独占しているなんて知らなかった。しかし、現地人スタッフは全く採用せず、自分の親類縁者達でビジネスを完結させようとするのは、いくら何でも、地元住民から非難を浴びてもしょうがないだろう。


 それに比べて、本書で紹介されている日本人社長達は凄い。地元住民を徹底的に教育し、毎月、きちんと賃金を払いながら、会社を成長させてきている。でも、この真面目な経営方法が今の日本の若者相手に通用するのかといえば、かなり難しいのかもしれない。


 アフリカだけではなく、中国人や日本人の生き方についても考えさせられる1冊だった。