病院と地方はもうご臨終です

 「病院はもうご臨終です」を読了。

病院はもうご臨終です (ソフトバンク新書)

病院はもうご臨終です (ソフトバンク新書)

 お医者さんの世界も大変なようだ。非番とは言え、いつ病院に呼び出されるかもわからず、変な患者からいつ訴えられるかもしれないし、給料もそれほど高くはないし。
 
 国では、医師不足とのことで、大学病院の定員を増やすようだが、2004年に導入された医師臨床マッチングシステムにより、都市部などにある病院に医師が集中しているようだし、地方自治体も安月給しか支払えないので、ますます地方からお医者さんが消えていく可能性がある。
自治体も医療になかなかお金を費やせないみたいだが、そんな状態が続けば、北海道は本当に札幌市内にしか病院が無くなってしまうだろう。病院が無くなれば、笑い事ではなく、今度は地方がご臨終だよね。
 
 結構おちゃらけた題名の本だが、何よりお医者さんも同じ人間だと言うことがよく判るし、読んでおいても良いかも。