病院と地方はもうご臨終です
「病院はもうご臨終です」を読了。
- 作者: 仁科桜子
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2009/01/16
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
お医者さんの世界も大変なようだ。非番とは言え、いつ病院に呼び出されるかもわからず、変な患者からいつ訴えられるかもしれないし、給料もそれほど高くはないし。
国では、医師不足とのことで、大学病院の定員を増やすようだが、2004年に導入された医師臨床マッチングシステムにより、都市部などにある病院に医師が集中しているようだし、地方自治体も安月給しか支払えないので、ますます地方からお医者さんが消えていく可能性がある。
自治体も医療になかなかお金を費やせないみたいだが、そんな状態が続けば、北海道は本当に札幌市内にしか病院が無くなってしまうだろう。病院が無くなれば、笑い事ではなく、今度は地方がご臨終だよね。
結構おちゃらけた題名の本だが、何よりお医者さんも同じ人間だと言うことがよく判るし、読んでおいても良いかも。