雑草のはなし

 「雑草のはなし」を読了。

 

雑草のはなし―見つけ方、たのしみ方 (中公新書)

雑草のはなし―見つけ方、たのしみ方 (中公新書)


 普段、身近に生えている草花の話について書かれているのだが、特に面白かったのは、タネの大切な役割は、それは草花の姿では堪え難い都合の悪い環境をしのぎ、生き延びるためであるという。
 そして、夏の暑さに弱い草花が多いので、春に花が咲き、夏にはタネになってしまう植物が多いとのことだ。しかも、植物は、夜の長さを測り、季節を知る術を持っているとのこと。

 このような話も含め、タンポポやオオバコ、月見草など四季折々の雑草の話が書かれているので、朝、通勤のときなど、ついつい道の周りの雑草を見渡してしまいそうだ。