雑草のはなし
「雑草のはなし」を読了。
- 作者: 田中修
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/03
- メディア: 新書
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普段、身近に生えている草花の話について書かれているのだが、特に面白かったのは、タネの大切な役割は、それは草花の姿では堪え難い都合の悪い環境をしのぎ、生き延びるためであるという。
そして、夏の暑さに弱い草花が多いので、春に花が咲き、夏にはタネになってしまう植物が多いとのことだ。しかも、植物は、夜の長さを測り、季節を知る術を持っているとのこと。
このような話も含め、タンポポやオオバコ、月見草など四季折々の雑草の話が書かれているので、朝、通勤のときなど、ついつい道の周りの雑草を見渡してしまいそうだ。