仕事でアウトプットするために2011年に読んだ本ベスト10

 今年も仕事でアウトプットする際に自分の思考のベースとなりそうな本のベスト10を決定してみた。

 
2010年のベスト10 2010-12-28 - Volume42 〜outputとinputの巻〜
2009年のベスト10 2010-01-06 - Volume42 〜outputとinputの巻〜


 毎年同じだが、2011年に発売された本ではなくても、自分が2011年に読んでいれば選考の対象としています。


1位「米国製エリートは本当にすごいのか?」
 昔から漠然とあこがれていたアメリカ発エリートの実態が書かれていて、大変刺激になった一冊。
アメリカ人学生と日本人学生の能力は大差ないのに、国力に大きな差が生じているのは、日本人の「インプットの量と質の低さ」、「知を集団で高める技術の低さ」にあるという指摘は納得。今後の日本の国力は、子どもたちや学生にかかっているのだから、何とか改善できないものかな。
また、著者も述べているが、マスコミのように悲観的に日本の将来を語るのではなく、愛のある批判をする姿勢が大切だと僕も思うなあ。

米国製エリートは本当にすごいのか?

米国製エリートは本当にすごいのか?


2位「スティーブ・ジョブズ
 もう20年くらいはMacを使っているので、この本は必読書でした。性格や性癖に多大な癖があるジョブズにびっくりするが、ビジネスの成功を収めるには、これくらい大物でなければダメなんだろうね。そして、この人がいなくなった今後のアップルがとっても心配になってしまった。

スティーブ・ジョブズ I

スティーブ・ジョブズ I


スティーブ・ジョブズ II

スティーブ・ジョブズ II


3位「走ることについて語るときに僕の語ること」
 買う前にぱらぱらとページをめくって斜め読みした印象も読後の印象もそれほど変わらない予想通りの内容だし、もしかしたら、かなり地味な内容の1冊なのだが、読んだ後にとても自分がポジティブになれる本。村上春樹はすごいと改めて認識させられた。

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)


4位「リーダーシップ」
 あの911事件が起こった際のニューヨーク市長が著者。見方によっては、かなりワガママな部分もあるが、仕事に対する判断の速さや行動力、責任感はすごい。そういう意味では、スティーブ・ジョブズに似ている部分もあるのかな。

リーダーシップ

リーダーシップ


5位「ワタシは最高にツイている」
 自分の気持ちを、よどみなく伝える文章力はすごいと思う。(もちろん内容も面白い。)真似したくても、なかなかできないのが悔しいが。

ワタシは最高にツイている (幻冬舎文庫)

ワタシは最高にツイている (幻冬舎文庫)


6位「僕はいかにして指揮者になったのか」
 11月のキタラでのコンサート後に本書を発見し、速攻で購入。若かりし頃のエピソードが語られているが、この人は本当にクラシックが好きなんだなあと思わされる。情熱って大切だなあ。

僕はいかにして指揮者になったのか (新潮文庫)

僕はいかにして指揮者になったのか (新潮文庫)


7位「日本版白熱教室 サンデルにならって正義を考えよう」
 人の考え方って決してニュートラルなモノではなく、結構癖があると思うが、自分や周りの人の思考法を客観的に整理する際に、参考になった一冊。


8位「成功する人は缶コーヒーを飲まない 「すべてが上手く回り出す」黄金の食習慣」
 40を過ぎると健康診断のたびに、いやでも健康について考えてしまう。この本で砂糖を控えることで、2キロくらいダイエットできました。


9位「手帳カスタマイズ術 最強の「マイ手帳」を作る58のヒント」
 こういう本は大好き。ちなみに、僕はシステミックを愛用中で、ダイアリーとエッジタイトル、クリアフォルダーの3冊を挟んで使っている。

手帳カスタマイズ術 最強の「マイ手帳」を作る58のヒント

手帳カスタマイズ術 最強の「マイ手帳」を作る58のヒント


10位「下流志向<学ばない子どもたち 働かない若者たち>」
 気になるところをページの耳を折りながら読んでいたら、折り目だらけになった1冊。特に子どもの勉強に対する姿勢の変化については、自分も共感する部分があった。

下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)

下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)


番外編「レコード・バイヤーズ・グラフィティ ヴァイナルマニアの数奇な人生」
 昔から根っからの音楽好きなので、こういう本は大好き。仕事の息抜きにぴったり。