READING HACKS!
「READING HACKS!」(原尻淳一著 東洋経済新報社)を読んだ。
READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣
- 作者: 原尻淳一
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2008/10
- メディア: 単行本
- 購入: 16人 クリック: 127回
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まず、面白かったのが、これ。
・読書における「選択の打率」をあげる
・ビジネス書はウェブショップで買わない
多くの読書本に書かれているように、確かに多読は大切かもしれないが、時間もお金も限られている30代サラリーマンには、効率的に読書をする視点も必要。そのためには、リアル書店で目次を確かめ、品定めをすることが重要となる。
自分は、アマゾンや楽天で解説文や読者レビューをもとに本を買うことが多いが、インパクトの強いカスタマーレビューに引っかかって、必要ではない本を購入した経験がある。しかし、地元半径100キロ以内には、レンタルショップ併設の本屋しかない状況では、ネットで本を買うしかないのだ。
ということで、ネットで本を購入する上で、買ってよかったと思える本を選択する打率をいかに上げていくかということは、自分の悩みの一つである。
著者はカスタマーレビューには2つのタイプがあると述べている。
・著者が言いたいメッセージを汲み取る姿勢が窺え、それを踏まえて評価をしてくれるタイプ
・自分の考えに凝り固まって、徹底的に批判を加えるか、強烈に賛同するタイプ
もちろん、前者のカスタマーレビューが参考となる訳であるが、後者のレビューの方が、インパクトのあるオーバーな記述をする場合が多いので、鵜呑みにすると自分に合わない本を買ってしまう結果となる。
僕がアマゾンで本を買う際に参考にしているのは、レビューの数。自分の経験からいって、レビューの数が良くても悪くても、おおよそ40本を超えた本は読む価値がある本だと考え、興味があれば購入することにしているが、買って失敗だったと思った本は、ほとんどない。
この本は、ほかにも
・思考のホームグラウンドをつくる
・読書の7割を垂直型読書に投書する
など、参考になった点が多くあった。
読書本の中でも、非常に実践的な本なので、忙しいビジネスマンには、特におすすめです。