ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力
「ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力」(勝間和代著 ディスカバー社)を読んだ。
勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2008/06/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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193ページ
数字というのはあくまでも、複数の人間の間で情報を共有し、意思決定を助けるものであり、厳密にはあいまいな部分もある。
社内で上司にペーパーをつくったり、説明をしたりする際に数字をどう使うかは、いつも頭を悩ます。報告したり判断を求めたりするわけだから、相手に正確に意図を伝えたいと考えるが、これがなかなか難しい。
いろいろなタイプの人がいるもので、妙に細かい小数点以下の数字まで気にする人もいれば、全く数字を拒絶する人もいる。
自分の経験上、配布するペーパーでは小数点以下1〜2桁程度を記入し、そのペーパーをもとに、口頭では約何割程度とか、約何千万円とか、おおよそのイメージで伝えることで、数字に細かい人にも、逆におおざっぱな人にも対応している。
いずれにしても、統計的な数字や自分がエクセルで集計した計算結果は、どうしても曖昧な部分が出てしまうわけで、出てきた数字の値だけで判断する(判断させる)のは危険であり、それを踏まえた上で、全体の流れの中で、数字を使いこなすことが自分の経験的にも大切だと思う。