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エスプレッソの国

読書

「バール、コーヒー、イタリア人」を読了。

バール、コーヒー、イタリア人―グローバル化もなんのその (光文社新書)

バール、コーヒー、イタリア人―グローバル化もなんのその (光文社新書)

 イタリアには、バールと呼ばれる立ち飲みでエスプレッソやカクテルを飲めたり、雑貨や食料品を扱ったりする個人版喫茶店&コンビニのような店が15万軒もあるという。
 人々は、ことあるごとにお気に入りのバールに行き、コーヒーを飲んだり、おしゃべりを楽しんだり、日用品を買ったりするのだ。

 そんなバールの主人はバールマンと呼ばれる。

 アンジェロは、開口一番、こう言った。
「僕はね、バールマンというのは、とてつもなく大切な仕事じゃないかと思っているんですよ。客の立場になってみれば、バールというものは、街の入り口、覗き窓ですよ。どんな街なのかな、ということを知るための要所なんですよ。つまり、たまたま立ち寄った一軒のバールで、街の印象はがらりと変わってしまう、そうじゃないですか」

 こんな気概のあるバールマンが数多くいるイタリアという国が羨ましいと思った。
日本で言えば、バールの役割をする存在は何なのだろうか?
不況によりチェーン店ばかり増えていく中で、その街その街を愛する人たちの活躍の場がもっとあっても良い気がする。