インドの衝撃を読んで衝撃を受ける 

 今さらながら、「インドの衝撃」を読了。今年読んだ本の中でも最上位ランクの面白さ。

インドの衝撃 (文春文庫)

インドの衝撃 (文春文庫)

 この本は、NHKスペシャルでインド特集をしたところ、大反響であったことから、その内容をベースに書籍化したもの。
 漠然と「中国の次に世界経済で日の目を浴びるのは、インドかなあ」くらいにしか考えていなかった自分にとっては、衝撃的。


 インド人は、数学が得意な人が多く、IT分野が得意らしいくらいのイメージしか持っていなかったが、すでにIT産業は、インドを中心に回っているといっても過言ではないらしい。
 それから、子どもの頃から算数が好きな人が多いというのが興味深い。ここは算数嫌いの割合が多い日本の子どもと違うところだよね。


 インドは、経済的に豊かな人も増えていて、国内における潜在的な消費パワーも驚異的なようだが、人口が増え続けて、少子化の心配がない国って、勢いあるなあ。少子高齢化が進む日本とは、勢いが違う感じ。
 これから、日本はどうやってインドと経済的に競争していくべきなのか、自分には答えは見つからなかったが、日本の将来について、ちょっと考えさせられる本だね。