久しぶりに読んだ小説は、「イン・ザ・プール」

 本当に今さらながら、「イン・ザ・プール」を読んだ。

 

イン・ザ・プール (文春文庫)

イン・ザ・プール (文春文庫)

 やはり本書の主人公である伊良部の患者に応じた(かつ子供じみた)みごとな対応が面白い。
 精神科の医者なのに「生い立ちも性格も治らないんだから、聞いてもしょうがないじゃん」と言い切ってしまうのが良いなあ。
 この本に登場する患者もプール依存症などの変わった人たちばかりだけれど、誰しも少しは状況の違いはあっても「あー、こういうことあるよなあ」なんて、患者の行動に共感できる部分があるかもね。(少なくとも自分はあった・・。)
 ということで、自分の行動分析のためにも一読をおすすめします。