仕事でアウトプットするために読んだ本 2015年ベスト10
ここ10年くらい、毎年、100冊は新しい本を読むようにしたが、2015年は、仕事が忙しくなったこともあり、そこまで読んだか、ちょっと微妙なものの、いつも通りベスト10を作成してみました。
2015年を振り返ると、いわゆる自己啓発本は。あまり読まなかっのだが、これは、やはり自分も40歳代半ばになり、職場や家庭環境も変化したことが原因だと思う。そのかわり、社会情勢や教育、健康、戦争ものなどを結構読んだ。
また、電子書籍を読む割合が、初めて半分以上を超えた年だった。アマゾンのKindleストアがオープンして数年たつことから、品揃えも充実してきたように思う。
それではベスト10をご紹介。いつもどおり、古い本も混じっていますが、自分が読んだ時期が2015年であれば、OKとしています。
第1位 日本に巣喰う4つの”怪物”
国の政策やマスコミ報道をそのまま信じている人は少ないと思うが、この本は、自分の頭で社会情勢を考え、自分なりに判断する際に参考となる。自分の国が置かれている状況をできるだけ客観的に見られるようになることは、どんな職業に就いていても大切なことだよね。
<関連本> いまだ人間を幸福にしない日本というシステム
個人的には、カレル・ヴァン・ウォルフレンの著作はどれも面白かった。
いまだ人間を幸福にしない日本というシステム (角川ソフィア文庫)
- 作者: カレル・ヴァン・ウォルフレン,井上実
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
- 発売日: 2012/12/25
- メディア: 文庫
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第2位 日本のいちばん長い日
終戦当時の状況がリアルに伝わってくる。戦後70年を迎え、どのようにして戦争が終わったのか、当時の人たちはどのようなことを考えていたのかを知る上で参考となった。
第3位 ヒロシマ・ノート
今年、初めて広島に行く機会があり、あいにくの早朝の大雨の中、原爆ドームを見たが、暗闇の中で被爆当時のまま残されているドームを見ていると、戦争の悲惨さについて考えさせられた。
第4位 「子供を殺してください」という親たち
衝撃的な内容だが、もしかしたら自分の周りにも思い当たる人がいるかもしれない。この先、これ以上救いようのない世の中にならないことを祈りたい。
第5位 新・観光立国論
「おもてなしの国」なんて、脳天気に宣伝しているだけでは、世界的な観光競争には負けてしまう。
第6位 幼年期の終わり
年末・年始にかけて、Kindleストアで光文社古典新訳文庫がセールをやっていたので、何冊かまとめ買いした中の1冊。人間の幸せとは何なのか、考えさせられる。
<このほかにKindleで購入した光文社古典新訳文庫>
1巻目~4巻目まで購入
- 作者: ジョゼフコンラッド,Joseph Conrad,黒原敏行
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/09/08
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第7位 配信の科学者たち 論文捏造はなぜ繰り返されるのか?
書評サイトhonzで絶賛されていたことから読んでみた。原書は30年以上前に出版された本だが、STAP細胞事件などを見る限りでは、いまでも本質的には変わらない部分があるのかな。きっと、自分の職場も同じ状況なのかもしれないけれど。
第8位 「田宮模型の仕事」
この本を読んだ後に、お店のおもちゃコーナーを通りかかれば、無性にプラモデルが気になることは間違いない。とにかく著者のプラモデルへの情熱が半端ない。好きなものに打ち込むことの大切さがわかる。
第9位 「学力」の経済学
教育問題は、誰にでも口を出せる分野だが、本書は、数字などにより客観的なデータを根拠に教育論を語る必要性があることを述べており、なるほどという感じ。自分の周りにも、大事なことなのに、客観的な事実ではなく、なんとなく感覚で判断しているものがあるかもしれない。
第10位 「いつものパン」があなたを殺す:脳を一生、老化させない食事
40代の自分にとって、健康問題は大きな問題だ。本書によれば、小麦を食べると体が炎症を起こすらしい。でも、自分としては、美味しいのでパン食がやめられないのが難点だ。
「いつものパン」があなたを殺す: 脳を一生、老化させない食事 (単行本)
- 作者: デイビッドパールマター,クリスティンロバーグ,David Perlmutter,Kristin Loberg,白澤卓二
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2015/01/16
- メディア: ハードカバー
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