段取りの技術
「頭のいい段取りの技術」を読了。
- 作者: 藤沢晃治
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2007/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「段取りの悪い人」の一つの特徴は、「自己中」(自己中心的)です。自分さえ良ければいいという近視眼的な感覚で仕事をしているわけです。自分の仕事で、次工程の人に「満足度を与えよう」という根本発想がない。
著者は、段取りの正体はサービス精神だと述べているが、まさにその通りだと思う。
しかし、例えば、仕事で「自分のベストを尽くそう」と、締め切りぎりぎり(場合によっては多少、締め切りを過ぎても)まで仕事を手元に置き、作業したいという気持ちが生まれることもある。
できるだけ次工程の人に迷惑をかけないような状態で、仕事を渡したいという気持ちでそうしているのだが。
著者が言うように、サービス精神というのは「相手の待ち時間を最短にして満足度を最大にすること」と考えれば、「完成度を上げるために締め切りを守らない」ということは、仕事の中身の満足度は上がるかもしれないが、相手の待ち時間が長くなってしまうわけだから、仕事のやり方を見直す必要があるということだ。
しかも、次工程以降の人の仕事量が見えていないときは、要注意。もしかしたら自分の想像以上に、作業量があるかもしれないのだ。そういうことを考えない人が、きっと「段取りの悪い人」なんだろう。
そんなこと当たり前だとも言えるが、段取りの悪い自分にとっては陥りやすい(仕事を抱えてしまう)傾向があるので、気をつけよう。