宅建試験〜そろそろ実力診断の時期〜勉強法

 去年、独学で宅建試験を受けたわけですが、9月に入って、ある程度学習が進んでから、まず行ったのは自分の実力診断です。

 別に予備校で模擬試験を受ける必要はありません。とりあえず、無料のWeb模試だとか、予想問題集なんかで良いと思います。

 大事なのは試験形式の問題を50問、できれば2時間、時間を計って解いてみること。そうすると、これまで分野別問題集なら解けていたのに、試験問題順となると解けないという、実は理解していない分野が判ると思います。また、分野によって難易度がずいぶん違うということも判ると思います。

 自己採点をしたら、これから試験日までのスケジュールを見直しましょう。あくまでも冷静に。このスケジュール立てを失敗してしまうと、取り返しがつかなくなります。試験レベルと自分の実力の差を、客観的に判断できるかどうかが鍵です。
 なお、スケジュールは1週間単位で大丈夫。あまり細かく立ててしまうと、残業なんかで勉強できなかったときに焦ってしまいます。

 後は、そのスケジュールにそって、淡々と過去問集と基本書をベースに学習するだけです。基本書の余白には、問題を解いて間違った部分なんかを、どんどん書き込んでいきましょう。

 その際、新しい問題に取り組む必要はありません。知識がうろ覚えなのであれば、これまで取り組んでいた教材をベースに学習した方が効率的だと思います。

 ただし、一問一答集を使うのは効果的かもしれません。短い時間で苦手分野のアウトプットが大量にできるので。


 しかし、いずれにしても、今の時期から民法に深入りするのは危険でしょう。時間がいくらあっても足りません。逆に宅建業法の出来が悪いのであれば、学習時間の割合を増やし、完全な得点源とするよう努力するべきです。法令上の制限も範囲が広くて大変ですが、9月からの追い込みで十分合格点には到達できます。

 それから、よっぽど余裕がない限りは新作問題を解く必要はありませんが、試験対策として今年の出題予想について研究するのは、無駄ではありません。そういう意味で、予想問題集に取り組むのは意味があるかと思いますが、問題自体は出来なくても気にしなくてよいと思います。(もともと問題が本番よりも難しく作られているので。)



 これまでの積み重ねがあれば、今後、1日2時間程度学習すれば、合格は十分可能だと思いますので、このページを見てくれた皆さん、頑張ってください。