辺境生物とは何か
「辺境生物探訪記 生命の本質を求めて」を読了。
- 作者: 長沼毅,藤崎慎吾
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/07/16
- メディア: 新書
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タイトルに辺境生物と書いてあるだけで買ってしまった自分であったが、買って大正解。400ページもあったが、対談形式と言うこともあり、あっさり読破してしまった。
読む前は、辺境生物というのは、深海やジャングルにいる不思議な生き物のことなのかと想像していたのであるが、実は微生物のことでした。過酷な世界で生き残るためには、図体が大きかったら生きていけないよね、なるほどね。
過酷な状況の中、どういった生物が生きているかを観測することで、生命の起源を考えるといった研究は、本書を読んでいく限りでは、とても刺激的にみえるのだが、かなり高度な研究領域のようだ。
金銭的にも技術的にも、そんなに簡単に深海や地下トンネルなどの辺境に行けるわけでもないので、少ない事例をもとに仮説、検証を進めて行かざるを得ないだろうしね。何か、ビジネスにも通じるものがあるような気がするなあ。